【旅行記】ベトナム旅行1日目 詐欺師なタクシードライバー
最近どうしても旅行に行きたくて行きたくてうずうずしています。
うずうずしすぎて左手から右手が生えそうです。
そして生えた右手から左足が生えそうな勢いです。
行きたいのに行けないのが現実。
情勢が落ち着くまでじっとしておくことにしました。
今家から飛び出して旅行に行って感染したり、世間からバッシングを受けてすぎて一生何も出来なくなるよりマシですから。
ということで過去の旅行を振り返ることにしました。
東南アジアはベトナム。
特に行きたい!と思っていたわけではなく友達から何となく行こうよって言われたのがきっかけです。
初めての東南アジアだったためどんな雰囲気なんだろうとわくわくしながら日本を発ちました。
空港~ホテル編
私は平凡な大学生だったのでもちろんお金持ちではないので出来るだけ安いLCCでベトナムに向かいました。
途中台北を経由しての空路だったためかなりの時間を要しました。
東南アジアは現地で換金する方が手数料が安くてお得だとどこかからのうわさで耳にしていたので現地でしようと思っていたのですが、出発前にトラブってしまいテンパって日本で換金しました。
トラブルとは友達の一人がチケット購入の際名前の記入ミスで搭乗出来なかったのです。
とりあえずその友達にはみんなで割り勘してチケット代を出して一番早く来れる飛行機での予約を予約しました。
なんで私がトラブってテンパったかって?
そう。
チケットを予約したのは私なんです。
間違えたのも、そのせいで搭乗出来なかったのも私のせいだったのです。
そりゃあ焦りますわ。笑
今となっては笑い話ですが、名前は間違えないように書きなさいと幼い頃から習ったのはこのためか!と痛感しました。
とりあえず友達は1日後に合流することになって、何とか来れることになりました。
何とか無事?に空港に着き荷物を取り、とりあえず荷物を置こうと思いホテルに向かいました。
まあ、空港からホテルはかなり遠いんですわ。
とても歩いて行ける距離と精神状態じゃないと思いタクシーを捕まえようとしました。
タクシーはいっぱいいたのですがきょろきょろしていると突然横から
「ニホンジン!?」
と大声で話しかけられました。
タクシードライバーです。
多分旅行客慣れしているんだろうななんて思いながら、そのタクシードライバーにお世話になることにしました。
ひとまず空港を出発し向かうは道。
道のはず。
道なのですが日本みたいに
「信号を守って気を付けて渡りましょうね~」
という感じではなく、自分が自分がというように原付バイクがブォンブォン横切ります。
まじで無法地帯かと思いました。
果てしなく原付バイクが多いのです。
こんな光景を目の当たりにして、スゲーという薄っぺらい感想しか言えない私たちを尻目にタクシーの運ちゃんはどんどん目的地に近づいて行ってくれます。
美味しいお店だよ。
とか教えてくれながら案内をしてくれて
「マジ、感謝!」
とか思っていた5分前を返してほしい出来事が起こりました。
それはタクシーの清算時に起こりました。
もちろんお金を払うわけですが、ベトナムについたばかりでベトナムのお金の換算が上手く出来ませんでした。
もちろん旅行本で百円はこれくらいというのは把握したのですが、したつもりだったみたいです。
頭がこんがらがったを察したのか運ちゃんは
「財布からお金を選んでやる」
的なことを言い選んでもらうことにしました。
そこで驚いたのが私がお金を渡したのではなく運ちゃんがお金を取っちゃったことです。
あまりのスムーズさに驚きながらも怪しいところがあったらぶん殴ってやるとか思いつつ観察していました。
何事もなく清算が終わり、ホテルにチェックインし、これから晩御飯を食べに行こうと思い現金の整理をしていた時に気が付きました。
「え、金ねぇじゃん」
さすがの私もこれにはびっくり。
だってベトナム通貨が無いんじゃなくて日本円の1万円が消えたのですから。
まさかと思いカバンを漁るも出てこず、しばらく熟考しました。
思い出した!
私は後で現金がなくなった時用に1万円だけ換金しないで取っておいたのです。
それをベトナムのお金と一緒に入れてしまっていたのです。
ホテルで整理すればいいかと思った私がバカだった。
運ちゃんに清算するときにベトナム通貨と一緒に1万円札も混ざっていたんだ。
そしてその運ちゃんはそれに気付き上手い事やってくれたんだ。
日本の1万円はベトナム通貨に換算すると3万円から4万円ほどの価値があるんです。
その証拠に物価が驚くほど安いんです。
完敗だ。
枕を噛みしめ血の涙を流したんだ、、、、
ベンタイン市場
ホーチミン最大の市場が近くにあってそこそこ安いホテルを選んだので、歩いても15分くらいで行けました。
その名もベンタイン市場。
ベンタイン市場には様々な屋台があります。
ここでお土産を買う人も多いでしょう。
私たちは夜の7時過ぎごろそこへ向かいました。
とりあえずベトナムの物価の安さはどんなもんかと思い何かを買ってみることにしました。
お土産の醍醐味と言えばTシャツ。
とりあえず現地のTシャツを買っておけばそこに行った思い出になるという安直な考えのもとお気に入りのTシャツを探すことに。
色んなTシャツのパロディがありました。
スタバやらナイキやらアディダスやら。
たくさんTシャツがある中私が選んだのはベトナムビールの醍醐味とも言われる333(バーバーバー)のプリントが描いてあるTシャツ。
値段は書いてありません。
直接交渉と言うわけです。
店のおばちゃんにいくら?と聞いたら2枚で110万ドンだよと返答。
110万!?
あほか!
と思うかもしれませんが、110万ドンは日本円で約5000円です。
ちなみにこの時も金銭感覚と言うかベトナム通貨に慣れていないのでいくらか分かりませんでした。
500円くらいと思っていました。
とりあえず値引き交渉を経験したい私は2枚買うから50万ドンにしてくれと交渉。
そしたらおばちゃんは、じゃあ80万ドンでと半ば折れたようすで応じてくれました。
儲け!
と思いましたが80万ドンは実質約3600円。
後々気付き
「何が儲けだ!」
とわめくことになりました。
1枚1800円のTシャツを買った人でした。
正直ぼったくられました。
そんなこともつゆ知らず晩御飯を食べにベンタイン市場の中にあるフードコートのようなところに入りました。
もう熱気がすごいの!
ただでさえ1年中暑いベトナムですが中では調理するために火を使うし、人も多いしで汗が止まりません。
そんな中私たちが食べたのはこれ。
普通の肉ご飯。
まだ友達と合流できていないしとりあえずこれでいいか。
と思いベンタイン市場の雰囲気を味わいました。
1日目のハイライト
この日のハイライトはやっぱりタクシーの運ちゃんが詐欺師だったってことです。
詐欺師は許せないけどやっぱプロはすげぇ!
ええっ!
お金盗まれてるううぅぅぅぅぅ。
ってなります。
今では完全に笑い話です。
1万円で経験を買ったと自分に言い聞かせています。
あと、ベンタイン市場からホテルに帰るときに大雨に遭いました。
なんだかちょうど雨季だったらしく、しかも東南アジアにはスコールってもんが存在するんですわ。
とりあえずコンビニに入り水を買い雨宿りしていましたが、喋り声も聞こえないくらい雨がすごい。
誰かが上からバケツの水をひっくり返し続けてるんじゃないかってぐらいです。