Official髭男dismのPretenderを聴いて

 

ひげだん。

これ程実際の顔立ちとグループ名がかけ離れている人たちを見たことがあるだろうか?

 

全く髭生えてない(笑)

 

ボーカルに至ってはかなりのベビーフェイスだし。

最初に彼らを見たとき間違えたかと思ったほどです。

 

それ程インパクトがある名前であるし、いい曲ばかりです。

 

Official髭男dismの代表曲

「Pretender」

 

人気に火がついた曲ともいえるであろうこの一曲。

 

カラオケランキングでもトップに入る曲であるし、何より若い人にも40代くらいの女性にも人気があります。

 

友人に彼らのファンがいてライブの周りの人たちについて聞いてみても

「結構おばちゃんたちがいた!」

なんて失礼極まりない発言をしていたが、実際それほど実力があるということであるし、何より母性をくすぐるルックスと甘い声で歌っています。

 

 

 

この曲は片思いしている男性が想いを寄せている女性に対し、自分と女性の釣り合わなさを分かっているため無理やり自分の気持ちにストップをかけている、何とも切ない曲です。

 

冒頭の部分でも比喩されているように

「ひとり芝居」

 

もしこの女性と付き合うことになって自分なりに頑張っていたとしてもあまりの不釣り合いさからか何も出来ていないように感じてしまいます。

 

自分が教室の隅で本を読む存在でコミュニケーションを図るのが上手ではない人間に対し、女性は活発なクラスのマドンナ。

 

全部が全部このような存在同士が付き合うことはありえないとは言い切れないが、大抵はそこがくっつくことは無い。

 

男がその女性を好きになってしまったら確実に無理な背伸びをして自分に嘘をつき女性に合わせるだろう。

 

だから

「君とのロマンスは人生柄続きはしないと知った」

という歌詞に繋がってくるのではと思います。

 

「もっと違う設定でもっと違う関係で出会える世界線選べたらよかった」

 

誰もが感じたことがある感情ではないでしょうか。

 

簡単に言うと

「俺もあんなイケメンに生まれたかった」

「あの子ともっと早く知り合っておけば」

などの感情のようなものでしょうね。

 

サビの最後にある歌詞。

「たったひとつ確かなことがあるとするならばだ君は綺麗だ」

 

たったひとつだけの確かなこと

イコール

君が綺麗だ

 

だったらその他のことは自分を騙しながら嘘をつきながらということになります。

 

Pretenderという単語の意味は

「~のふりをする人」「詐欺師」

と言います。

 

この歌の主人公は自分に対する詐欺師です。

 

その女性に近づきたいがために自分に嘘をつく。

しかし自分の心にはそれが嘘であるなんてとうにバレている。

 

そりゃ苦しいよな。

 

 

あまり歌詞の意味を考えずに聴いても良い曲だが、歌詞を理解してみようとするともっと良い曲に聴こえます。

 

決して楽しい曲ではないが、あの頃を思い出す懐かしいような感情が芽生えてくる曲です。

 

 


Official髭男dism - Pretender[Official Video]