【あらすじ】映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」を見て

 

 

とても心が温まりました。

 

以前に一回見ている映画なのだが、二回目を見るとなんだか考えさせられてしまいます。

 

 

主人公のカールは有名料理店でシェフをしていました。

 

ある日有名料理評論家ラムジーがそのレストランに来店することになり、このことをきっかけにバトルが勃発します。

 

カールは新しいメニューを用意していたが、オーナーに

「いつも通りのメニューを出せ」

と言われ仕方なくいつものメニューを出しました。

 

ラムジーは後日料理の評価を自身のブログで発表したが、とても褒められる内容では無く寧ろ貶すような内容でした。

 

これにはカールも落ち込みだんだんと腹が立ちます。

 

 

カールには離婚した元妻イネズと10歳の息子パーシーがいます。

 

ある日パーシーが何気なく触っていたTwitter

それをカールも登録したいと言い、パーシーが教えてあげながら登録を進めます。

 

パーシーはいつも多忙な元父親にかまってほしいが、カールは恐らく愛しているのであるけれどもどこか表面上だけの愛情で今一歩パーシーの心に踏み込むことが出来なかったのです。

 

Twitterの登録が完了し、自分の料理にケチをつけた評論家のラムジーTwitterのリプライを送りました。

ものすごい悪口。

カールはまだこれから起こる情報化社会の怖さを知りませんでした。

 

翌朝、なんとそのtweetはかなり拡散されていて取り返しのつかないことになっていました。

 

さらにカールはラムジーを挑発してTwitterで挑戦状を叩き込みました。

 

これが反響を呼んでこの日の予約はいつもよりかなり多かった。

 

今度こそ新メニューをと意気込んだ先にオーナーが立ちはだかり、

「ここは俺の店だ。勝手にメニューを変えることは許さん」

 

料理を作りたいが自由にメニューを変更できないジレンマに耐えられず感情が爆発してしまい店を飛び出して事実上のクビとなってしまいました。

 

しかし評論家のラムジーは来店。

 

いつもと変わらないメニューが出てきたことに驚き、鼻で笑い

「カールは逃げ出した」

tweet

 

カールは店に戻ってきてラムジーと口論。

その様子が動画に撮られてしまい、ネットに拡散されることに。

 

 

もぬけの殻となってしまったカールは、息子のパーシーの子守をするという約束で元妻のイネズに連れられマイアミへ行くことになった。

 

そこで食べたキューバサンドを見つめ考えてフードトラックで売ることを決意しました。

 

 

古いトラックを購入しパーシーと一緒に掃除をしていたのですが、

パーシーは嫌々手伝わされていたような表情でした。

 

冷蔵庫を開けるとずいぶん古い腐った食べ物が出てきて、やりたくない、と。

 

厨房の厳しさを知っているカールはやるよう強要するがパーシーは逃げ出してしまいます。

 

 

掃除を終えカールはパーシーに言い過ぎた旨を謝ったのですが

返事はするがそっけない返事でした。

 

 

調理器具を買い物に出た二人。

バイト代と言いパーシーにシェフナイフを買ってあげました。

「バイト代だ」

 

働くことの意味を対価を少し学んだパーシーはカールの顔を見上げてほほ笑みました。

 

 

レストラン時代の助手トニーが手伝ってやると駆けつけて三人でフードトラックをやりながらマイアミからロサンゼルスまで帰ることになりました。

 

パーシーはカールにパンの焼き方、焼き具合などを教えてもらいそれを実行することに。

 

いざ開店し、お店は中々の繁盛。

途中で警官がやってきて場所を変えてやってくれと注意しに来ました。

 

その警官はカールに気付き、以前カールがラムジーと口論した動画を見たと言う。ネットの恐ろしさを再確認。

 

 

パーシーが途中で焼き加減を間違えて焦がしてしまう。

 

「まあいいや」

 

というパーシーの態度を見てカールが呼び出しました。

 

「パパはお前に父親らしいことは何もしてないし出来ていないが、料理は上手だ。

パパはお客さんがパパの料理で笑顔になると元気をもらえる。

お前もきっとそうだ。

あのサンド、出すか?」

 

「出しません」

 

「さすが俺の息子だ」

 

というやり取りをしています。

 

パーシーはきっとここで父の料理人としての責任、威厳、態度を感じ取ったはずです。

 

パーシーはこの旅中ずっと動画を撮ったり写真を撮ったりTwitterをしていました。

 

パーシーがtweetしたおかげで次の場所から大行列が生まれました。

 

 

カールとは反対に上手く情報を使いこなしています。

 

この旅でパーシーは今まで見たことのない景色や感情を味わい、父親のカールをさらに好きになりました。

今まで抱いていた不信感が払拭されていくのが表情からよく分かります。

 

 

旅も終盤に近付き、カールはパーシーに夏休み以降は手伝ってもらうことは無理だろうと話します。

 

しぶしぶ承諾するがやはりもっと一緒にお店をやっていたいという気持ちが表れます。

 

 

旅が終わりパーシーを家に帰しました。

カールが家に着いた頃メールが届いていました。

パーシーからです。

 

ファイルを開くと

この旅中に撮っていた一秒動画が繋ぎ合わさって一つの映像作品になっていました。

 

これを見てカールはやはりパーシーに放課後と土日だけ手伝ってくれとお願いしました。

 

 

それからイネズを含む四人で再開したフードトラック。

 

行列の中から見た顔が一人。

評論家のラムジーです。

 

「シェフと話したい」

 

と言いカールを呼び出し、

 

そこで今までのお互いのいざこざを話し合います。

カールが考え出したこのメニューに太鼓判を押し、なんと投資を買って出たのです。

仲直りをしたのかは定かではないが、以前より関係は良好になりました。

 

 

ラムジーが買った土地で店をはじめたカールたち。

 

最後のシーンは店を貸切ってパーティーをしていました。

 

イネズとカールが楽しそうにダンス。

ジャス歌手のイネズの父親もわざわざロサンゼルスに来ていたためよりを戻したのでしょう。